働いていたカフェで見当識障害(店をタクシー乗り場と思い込み、現状を理解できない)と思われる人をご家族の元へ送り届けた経験から、日常で看護の視点を活かせるのではないかと思いました。
落ち込んでいた時期に、土や自然と触れ合い心が洗われた経験から農業を始めました。草も木も土も私たちの周りには「元気」が溢れている事を、農業を通じて他の人にも伝えたいと考えました。
農業と何かを掛け合わせた活動をしたいと思っていたところ、奥大和コミュニティナース養成講座第2期を受講、その後奈良へ移住することを決心しました。
健康相談(温泉施設「奈良健康ランド」で週1回開催)
農業(900坪の農園「はたはたファーム」で米作りと蓮根掘り体験受け入れ)
農園「はたはたファーム」での「はたけの読書会」などのイベント開催
他のコミナスたちと協力してイベント出展
講座終了後に「集会場で健康相談をしたい!」と町内会の人に相談を持ちかけたけれど、すぐには実現しませんでした。まずは町内での実績と信頼関係を築くことが必要だと気付き、早速行動に移しました。今では温泉施設「奈良健康ランド」での健康相談(週1回)が実現しています。
その健康相談でのとあるエピソード。常連さんの1人がセクハラ発言を次第にエスカレートさせる、という場面がありました。対応に困っておどおどしていたら、強面のスタッフさんが一喝しあっさり収束(笑)健康相談も、時にはメリハリが大事なんですね!
これまでの成果を認めていただき、温泉施設での健康相談が週1回から2回に増え、コミナスも1人から3人に増えたこと。仲間と相談し合えるようになったので、モチベーションが安定しています。若い世代の相談も増えて、定期的に人と繋がることが健康や喜びをつくるのだと日々実感しています。
また定期的に農園での読書会を続けた結果、田畑を訪れるリピーターの方々が増えました。近所の人がふらっと立ち話をしにくることもあり、いい距離感で存在を知られるようになりました。