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自分がワクワクするアンテナを、いつも研ぎ澄ませている(桜井市 中山 さん)

POST:2024.03.20
カテゴリー:未分類

桜井市 中山 一代さん 大福診療所/おにぎりアーティストかっちゃん

大福診療所に出会ったのは、訪問看護ステーションを退職して生き方を模索していた頃。「職員みんなが 当たり前に”コミュニティナース・マインド”を持っていて、まちに開かれている」ことに感銘を受けた中山さんは、入職後しばらくして、NPO法人が診療所の会議室を利用して月1回開催する”暮らしの保健室” を担当することになりました。ボランティアスタッフと関係を築き、主催者も参加者も楽しめるにはどうした ら良いかを一緒に考えました。中でもプロの出張料理人を招いて企画したクッキング教室はまちの人たちに好評で、それがきっかけで地域包括支援センター主催のイベントにも呼んでもらえるようになりました。

転機となったのは、活動から2年が経過し、暮らしの保健室を”組織化”して活動を広げようという話が所内で挙がったとき。わたし、それやりたいんだっけ?と何度も自問した中山さんは、所長である朝倉医師に辞意を伝え、初めて自分の本当の気持ちを話した。「中山さんは、そのままでいい。両立できる方法を 一緒に考えましょう。」と言われ、辞めずに続けることを選びました。

現在中山さんは、自宅の一部をアトリエにし、”キャラ弁アーティスト”を名乗ってSNSやYouTubeでも活 動している。患者さんの自宅を訪問した際、「キャラ弁制作の3分動画を見せたら『めっちゃいい!元気 出た!』と絶賛された」というストーリーからも、創意工夫を大切にしていることがわかる。「誰かのためにだけにやりすぎると、自分のワクワクを見失ってしまうから。」
2024年追記 中山さんは一時、大福診療所での「暮らしの保健室」から離れていた時期がありましたが、また新たに再開することになりました。