奈良コミナス

講座・イベント・募集講座・イベント・募集SEMINAR_EVENT

第6期奥大和コミュニティナース講座 出発式
POST:2024.03.19
カテゴリー:講座レポート , 2023

この記事のPOINT

新たな1歩を踏み出すための出発式(最終講義)

・親交を深めるために、チームビルドアクティビティで汗を流す!
・いよいよ、発表。コミナス活動へ前に進める、第1歩へ。
・奈良コミナス、ビジョン・ロードマップ、シンボルフラッグのお披露目!

親交を深めるために、チームビルドアクティビティで汗を流す!

最終講義の場所となったのは、奈良県橿原総合庁舎のengawaです。 
この奥大和地域振興の拠点であるengawa、3つのゼミ生24名の受講生が集合しました。 
同じゼミの親しくなった顔、同じテーマを学んでいるけども初めましての顔。と親交の度合いも異なる中で発表する上でも、少しでも「心地よい場」にするために、発表前に身体と気持ちを動かすアクティビティを実施しました。 
アクティビティの進行を実施したのは、宮川治樹先生。第1期、第2期奥大和コミュニティナース講座に関わってくださった、『関係づくりのスペシャリスト』です。アドベンチャーカウンセリングの手法を用いたチームビルディングの講師をつとめてきた宮川先生によって、『関係づくり』を実体験して学びました。ほんのり、受講生の顔からも汗が…寒さがぶり返した日でしたが、心も身体も最終的にはポッカポカになっていました。 
やっていることは、シンプルなじゃんけん。しかし、そのじゃんけんも相手との間合いを感じたり、見つけあったり、声を出したりと、アクティビティの随所に仕掛けられた、仲良くなっていくための魔法のような仕掛けに、初めはどこか、よそよそしさもあった皆さんの表情は解れていきます。手話や筆談を用いて実施するアクティビティでは、mojiccaのパンフレットに書かれた‟しずかで、うるさい”情景も見ることが出来ました。1時間のアクティビティ終了後は、受講生の間に一体感が感じられ、宮川先生のおかげで、発表前のよい雰囲気が整いました。

チームビルディングで一つに

いよいよ、発表。コミナス活動へ前に進める、第1歩へ

発表時間は3分。「3分で話しきれるだろうか。」という不安をほとんどの方が口にしていました。
なので、この3分はあくまでも、目安であり、しっかり言語化して伝えることを大切にする発表であることを伝えると、溢れる思いが故に時間オーバーをする方がほとんど。それだけの情熱が皆さんの心に燃えていました。
コミュニティナースの基本的な姿勢の1つに「全力応援」があります。皆さんがこれからしていきたいプランを説明した後、アクティビティ中に偶然あいこになったペアの方から、全力で応援するメッセージを発言してもらいました。場合によっては、初めて会って、初めて聞くプラン。ただ、相手の情熱に関心があるからこそ、「こんなところが良かった」「ここが、すごい!」と応援する姿には、受講生みなさんが持っていた、コミナスとしての”種”が発芽していることを実感しました。

発表方法も、スケッチブック、絵、スライドと様々。100人いれば、100通りの実践。100通りの表現方法なのも、コミュニティナースらしさの1つだったと思います。また、発表する際、仲間を見つめ、励ます姿、発表資料を一緒に持ってくれる姿。同志の絆の芽生えも感じられる発表の場でした。

奈良コミナス、ビジョン・ロードマップ、シンボルフラッグのお披露目!

最終講座の締めくくりは、ビジョン・ロードマップのお披露目。
奈良県の実践家たちが話し合いを重ね創ったビジョン・ロードマップを世の中に、そして受講生に初公開させていただきました。
本講座は、奈良県のコミュニティナースが今後、どうなっていくことが望まれるのかという、ビジョンと道筋、ロードマップを体現する形で運営をしてきました。
奈良県のコミュニティナース(以下、奈良コミナス)は、1人1人が自分の情熱と関心を芽吹かせ、周囲との関わりによって、各々の実践を深めていく。実践を進める中、時々立ち返ったり、気づいたり、理解を重ねて次のステージに向かっていく。この流れは、始点と終点がある直線ではなく、循環していく。自分自身の関心に気付き、理解を重ねる。ときには、今の自分のフィールドはどのような環境なのか、自分の周囲はどうあるのか立ち返り、理解を深める。お披露目されたビジョンは受講生が、学んできた軌跡を描いています。
デザイナーコミナス、加藤さんが描いたカワイイイキャラクターである「仮称:めばえちゃん」。受講生の皆さんの奈良コミナスとしての第1歩を祝して、このキャラクターをデザインに載せた缶バッチと名刺を受講生に配布させていただきました。
奈良コミナスとして芽生え、第1歩を踏み出した受講生。今後、皆さんが、水、太陽の光によって、新しい循環を生むことを願い、出発式は終了しました。
最後には、アーティストコミナス 土田さんの作品である、奈良の四季をイメージしたシンボルフラッグを掲げて記念写真を撮影。皆さんの笑顔の花が咲いていました。

奈良コミナスとしての第1歩を踏み出した受講生の皆さん。同じ志を持つ者同士だからこそ、講座全体の終了時も、会話が尽きず、engawaから家への出発はのんびりでした。
「次は、〇〇のお店にいくね」「あそこにまた行こう」と約束する姿は微笑ましく、ともに時間を過ごし得たかけがえのない仲間の存在は、学びとともに貴重なものなんだと実感しました。
みなさんが笑顔で、再び集まり、実践して来たことを発表しあえる日が来ることを講師一同、願っています。