第6期奥大和コミュニティナース講座　福島ゼミ　奈良健康ランドフィールドワーク

POST：2024.02.27

この記事のPOINT

〜フィールドワーク「奈良健康ランド」〜

奈良はコミュニティナースを応援してくれている場所がたくさん

第6期奥大和コミュニティナース講座　福島ゼミを担当する福島です。
福島ゼミの第２回目（DAY2）は、以下の３つのフィールドワーク先に分かれて実践を行いました。いずれも数年かけてコミュニティナースを理解し応援してくださっている場所で、講座への協力をお願いしたところ、こころよく提供してくださいました。

１月２０日（土）天理市にある「奈良健康ランド」
１月２７日（土）天理市市民会館（やまのべホール）で開かれた「第５回なんでも相談会」
２月　３日（土）吉野郡大淀町

フィールドワーク当日は、場所によってどんな年代の人たちがどんな目的で訪れるか、そしてコミュニティナースたちが現場で期待される役割は少しずつ異なります。
そのため、第１回目のゼミで見つけた受講生たち自身の「関心」と「得意」をフィールドワーク先でどう具体的な形にするか、話し合いを重ねました。当初は自分だけの考えで生まれたアイデアがどんどん形を変え、チームワークで変化する過程は、傍でみていて楽しかったです。受講生のみなさんは大変だったと思いますが、互いを支え合い、全員でフィールドワークを行うことができました。またこのフィールドワークを通して、コミュニティナースを応援してくださる方々に支えられていることを改めて実感しました。

奈良健康ランドでイベント開催

前置きが長くなりましたが、今回は１月２０日の「奈良健康ランド」のフィールドワークの様子をお伝えします。

奈良健康ランドは国道２４号線沿いにある、親子で楽しめる温泉テーマパークです。関西圏では「ならけんこうらーんど♪」のCMでも知られ、知名度は抜群です。
https://www.narakenkoland.net/

奈良健康ランドでは、２０２１年からコミュニティナースによる健康相談会を開いており、現在３名が在籍しています。毎週月・水曜開催に加え半年に１回、休日イベントも開いています。平日は湯上りのリラックスされたお客様、休日はプールを楽しむ親子連れが多く、幅広い世代の人々と関わりをもっています。

今回は「コミュニティナースってなぁに？」をテーマに受講生とイベントを開催しました。奈良健康ランド１階のレストラン前の広い休憩スペースが会場で、食後に一休みをする家族連れが多く訪れました。
受講生たちは折り紙、福笑い、内臓パズルなど「あそびコーナー」を用意してお子さんの興味をひきつけ、そこにご家族が集まって、にぎやかな声がきこえます。館内には素足のお客様が多く、足に着目したコーナーや血圧や体脂肪測定ができるコーナーもありました。

イベント終了後、受講生たちからは「お子さんと同じ目線で楽しんでいたら、そばにいる親御さんに素直に“最近何か気になることはありませんか”ときけた」「折り紙の折り方をお互いに教え合ったら、大人・子どもという壁がなくなったように感じた」などの声がきかれました。実践を通じて一方的な関係性では気づけなかった学びを話してくれました。

親子でコミュニティナース

お子さんと参加した受講生は、お子さんを見守りながら、自分の実践を行っていました。そのうち子ども自らお客さんのそばで遊び始めたり、話しかけてくる大人に受け答えしたりと自発的に動いていました。子どもは親の姿をよく見ています。親と同じことをしたくなったのかもしれません。