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第6期奥大和コミュニティナース講座 金子・柴田ゼミ 第2回開催ルポ
POST:2024.02.27

この記事のPOINT

〜 リアルな学びを楽しむ、ならまちフィールドワーク 〜

・コミナス的フィールドワークとは?
・フィールドワークの醍醐味ーあるく、みる、はなすーからわかること
・エコマップの作成と学びの共有

「モジマトペ」でチェックイン

今回のフォールドワークは「モジマトペ」からスタートしました。

こんにちは。
令和5年度 奥大和コミュニティナース講座 金子・柴田ゼミの講師を担当している金子文絵こと 、ぱっちです。
まずは簡単に自己紹介から。
コミュニティナースプロジェクト10期、奧大和3期ステップアップ講座を修了し、東海初の実践講座(三重北勢)の運営にも携わりました。
コミナスとして動き始めて、かれこれ4年半。普段は三重県いなべ市を拠点に活動しています。
「桐林館」という廃校になった木造校舎を活用し、”福祉とアート”を軸に「筆談カフェ」などを展開しています。
また、同ゼミを担当する柴田、奈良でデザインナーとしてコミナス活動をしている加藤と3人で、筆談の可能性や魅力を幅広く提案する合同会社mojiccaを立ち上げ、「モジマトペ」という筆談を推す雑貨店も運営しています。
奈良とはステップアップ講座をきっかけにご縁が深まり、三重県とはお隣という側面も後押しして、奈良コミナスの仲間に入れていただいています。

さて、金子・柴田ゼミの第2回目では、「モジマトペ」のある‟ならまち周辺”でフィールドワークを実施しました!
このゼミでは、いずれコミナスとして独立したい、実践に向けたノウハウを知りたい、という受講生さんが多く集まるという観点から、実際に地域の中で事業を展開している人たちの様子を「体感してもらう」ことを目的としました。それをもとに、人や場所などの地域資源を書き出す「エコマップ」を作成するというグループワークを行いました。今回の講座は、自分の「やりたいこと」を実現するには?のヒントを得る機会、とも言えるかもしれません。

当日の流れは以下の通りです。

10:00        開会挨拶(スタッフ紹介)プログラムの説明
10:05        チェックイン、モジマトペの説明
10:30-14:00        まち歩き(各グループでモジマトペ周辺のエコマップの作成する)
        昼食・休憩は各自で実施
14:00 -14:45        エコマップを共有する(グループワーク)
        各グループ作成のエコマップを見せ合う
        エコマップの整理
        同じカテゴリに感じるものを集積する
14:45 – 15:40 自分のエリアでのエコマップを深める、共有する
        グループメンバーで実施
15:40 – 16:00 まとめ・クロージング、チェックアウト

さあ、‟ならまち”へ出かけよう

合計8名の受講生を4名ずつ、2グループに分かれていざ出発です。
「特製コミナスマップ」が載ったしおりを配布し、行き先は各グループで自由に決めていただきました。
昼食や休憩も時間内に含まれていますので、行き先だけでなく、時間配分もフィールドワークのポイントかもしれません。
気になる場所、偶然の出会い。ただ街を歩くのではなく、自分の関心事の感度を高めた状態で「ならまち」を散策することで、いつもの街歩きとは違う、いろいろな発見があったと思います。
また、街歩きの様子は、受講生のみなさんが参加するチャットにリアルタイムで投稿しており、それぞれの様子が写真と共に、たくさん送られていました。
モジマトペに帰る頃にはグループの仲も深まった様子で、充実した時間を過ごせたことが皆さんの表情からも伝わりました

フィールドワーク

エコマップから見えてきたこと

お昼過ぎまで「ならまち」を堪能し、午後からは、フィールドワークでの学びと作成したエコマップを共有する時間でした。
エコマップとは、介護や医療の場面では、人を中心にその人の周辺の資源を明確にすることを目的に記載されています。ただ今回の講座では、人を中心におかず、モジマトペを中心に、その周辺に存在する資源(人・場所・組織など)を明確にすることを目的に記載してもらいました。立ち寄った場所も出会った人も、同じエリアを散策したにも関わらず、それぞれのグループの特色が出ていていました。ランチをした飲食店の店主やNPO法人を運営する、街の実践家からの「生の声」を聞いたことで、自分の「好き」や「楽しい」がきっかけとなり、店舗や場づくりにつながっていると知ることも出来たようです。また、看板や店のレイアウトに興味・関心を持ったり、仲間の視点が加わることで、普段の自分では気づけないような新たな発見を得られたり、1人では出来ないような行動がグループの皆がいるから出来た!という感想も聞けて、『フィールドワークの醍醐味』を受講生の皆さんは味わえたようです。
体験したことをインプットだけに留めず、共有する時間を持つことで、これからに繋がる価値ある学びになったように感じました。

まとめ

最後のチェックアウトタイムでは、同じグループ内のメンバーに「ありがとうカード」を渡し合いました。
ありがとうカードには、その人の「いいね!」というポイントとともに、感謝のメッセージが添えられます。
1日を通して「1人ではない時間」が、より『自分のやりたいこと』を深掘りすることにも繋がったのではないでしょうか?
フィールドワークという特性を活かし、グッと受講生の距離が縮まった、そんな第2回講座でした。