〜 わたしの情熱と関心の種を知る!自分の得意を見つけるために 〜
・ドキドキの顔合わせ
・気になる樹とは?
・実践者からヒントを得る
こんにちは。
令和5年度 奥大和コミュニティナース講座 金子・柴田ゼミの講師を担当している 柴田恭兵です。
私は奥大和コミュニティナース養成講座 第5期(基礎講座)を2022年に受講し、コミュニティナースとして活動しています。
普段は愛知県岡崎市で「what’s!? coffee」というコーヒーショップを運営していて、コーヒーを通してお話を聞いたり、日常の悩みに乗ったり、コミュニティナースブレンドというブレンドコーヒーも販売や配布をしています。
コーヒーが人とのクッションになることでより深い話ができると思っていますし、コーヒーという自分の得意なことにコミュニティナーシングを掛け合わせることで、仕事の幅が広がったり、今までなかったジャンルにコーヒーをお届け出来ている側面もあります。
コミュニティナースになったけど、この先どう自分が動いていけば良いのか分からない、自分の得意とコミュニティナーシングを繋げるためには何をしたらよいのだろう、、という方はきっと多いはずです。自分も同じように答えが出せない時期がありました。同じ講座を担当する金子も自身で事業を立ち上げています。今回の講座で私たちがどのようにコミュニティナーシングを事業として始めたかを伝えていくことができたらと考えていました。
自分が好きなこと、得意なこと、やりたいことを事業に取り込んでいきたい!という熱意のある受講生が集まり、まずは座学から始まります。
まずは自分の情熱の関心の種を見つけ出す!ということで「気になる樹」を書いていきます。樹の葉の部分に、自分がコミナスとして活動していく中や日々の生活の中でほっとけない、気になる、と感じたことを書き出すことで、自分が本当にやりたいことや関心事を見つけていく作業です。
個人ワークの後、3人ほどのグループに分かれて、自分の気になる樹と他の人の気になる樹を発表し合うことで「そこが気になるんだ!」「自分はこういう系統のことが気になりやすいのかも」というような新たな発見を見つけていきます。うまく1歩を踏み出せずにいる人やコミュニティに入れていない人だったり、自分が片付けられないことや人付き合いが少ないなど、自分の気になることの矢印が他人に向いているのか、自分に向いているのかも分かってきます。他にも、出来ることや良いことに関心がいく人もいれば、出来ないことや無いものに関心がいく人もいて、他の受講生と自分の「気になる樹」を照らし合わせることで、自分の関心の種がどこにあるのか少しずつ見つけられそうです。
講座の合間では柴田が焙煎し抽出した珈琲と、金子が作る焼き菓子も食べながら、穏やかな時間で進んでいきます。
「気になる樹」の共有が終わったら、次はすでにコミナス事業を実施している実践者の話を聞く時間です。
今回の講座を担当している柴田と金子から、これまでの経歴や活動をしていく中での地域との結びつきの強さを知ることで、自分の興味関心、やりたいことや得意なことがどのようにして、現在の活動に繋がってくるのかを学んでいきます。
そして、話を聞く中で「これ気になる!」「もっとこの部分知りたい!」という疑問を書き出して質問していくことで、その人自身の関心の種や現状で壁に感じている部分を知ることもできます。
実践者の話を聞きながら受講生には、‟実践者がやっていること”と‟やっていないこと”を書き出してもらいます。そして、それらをまとめた上で自分がやってみたいと思ったことも書き出していくことで、自分の活動に活かすヒントを得ていきます。講座がここまでくると硬い雰囲気だった受講生の様子も少しずつ熱意を持って取り組む姿勢に変わっていく姿が見られました。
最後にまた学びのシェアをしていくことで、自分の感じたことを言葉にしていきます。初めは緊張していた受講生も笑顔が増え、自分が今どんな状態にあって、どこに進もうとしているのかを知るためのきっかけ作りができたと感じる第1回講座になりました!実践者への質問も具体的なものから抽象的なものまで、ひとつひとつの質問から多くのヒントを得ようという熱意が見えて次のフィールドワークがより一層大きな学びを得られるという確信をそれぞれが持てた時間になりました。不安と期待が混ざり合いながらも、第2回講座へ向けて、幸先の良いの日でした!